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エヴァンゲリオン × ひふみ神示。7つの繋がり – ひふみ神示 解釈 番外篇

今回はちょっと趣向を変えて、「エヴァンゲリオン」と「ひふみ神示」の繋がりについてです。福音、十字架、赤い海、アダム、7つの目、ロンギヌスの槍、使徒、燃えるような赤い目など、エヴァンゲリオンは表向きキリスト教の聖書の記述を中心に設定された世界観で描かれていると思います。ですが、その裏にはなんとなくひふみ神示が隠されているように感じます。どういった部分でそう感じるのかについて、ひふみ神示に興味を持ってくれる人が増えたらいいな、という思いで少し書いてみようと思います。

ひふみ神示を知らない方は、「 ひふみ神示 解釈1 」を読んで頂けると、少し分かりやすいと思います。全文は「 ひふみ神示データー 」というサイトに載っています。また、このサイトを参考にさせて頂きながら、「スマートフォンの表示にも対応したサイト」を作成したので、こちらもぜひ覗いてみてください。

7つの繋がり

繋がり1:渚カヲル = イザナギの命、綾波レイ = イザナミの命?

『ナギ、ナミ夫婦神は八分通り国土を生み育てられたが、火の神を生み給ひてナミの神は去りましたのであるぞ。物質偏重の世はやがて去るべき宿命にあるぞ、心得なされよ』(至恩之巻 第八帖)

渚カヲルは、イザナギの命の”ナギ”を持ってきて、”ナギ”サ。綾波レイは、イザナミの命の”ナミ”を持ってきて、アヤ”ナミ”としたのではないかと思います。

新劇場版でアスカが惣流から式波に変わり、真希波マリというキャラクターが加わって、女性キャラが3人とも”ナミ”の付く名前になったのにも、なにか意味があるのでしょうか。

繋がり2:碇シンジ = てんし様?

『新しき御代の始めのタツの年。スメ大神の生れ出で給ひぬ』(春の巻 第一帖)

僕も「解釈3」で新しき御代(昭和から平成に代わった時)の最初の辰年に「てんし様」が生まれてくると解釈しましたが、原作者の庵野さんもそう考えたのではないかと思います。ただ、庵野さんの場合は旧暦ではなく西暦(グレゴリオ暦)で考えて、最初の辰年の2000年に「てんし様 = 碇シンジ」が人の子として受精するというシナリオにしたのではないでしょうか。

繋がり3:なぜチルドレンは5人なのか?

『「あ」の身魂とは天地のまことの一つの掛替ない身魂ぞ、「や」とはその左の身魂、「わ」とは右の身魂ぞ、「や」には替へ身魂㋳あるぞ、「わ」には替へ身魂㋻あるぞ』(上つ巻 第二十六帖)

『渡りて来る神の子と三つ揃ってしまはねばならんのぞ、アとヤとワと申してあるが段々に判りて来るのざぞ』(アメの巻 第四帖)

『「ア」と「ヤ」と「ワ」は本(もと)の御用ぞ、「イ」「ウ」の身魂は介添えの御用ぞ』(上つ巻 第二十四帖)

赤い目を持つ、碇シンジ(覚醒時)と渚カヲルと綾波レイの3人を神の子「ア」「ヤ」「ワ」として、「元のキの神の子 = 碇シンジ」、「渡りて来た神の子 = 白き月のアダム = 渚カヲル」、「渡りて来る神の子 = 黒き月のリリス = 綾波レイ」としたのではないかと思います。

「イ」「ウ」には「アスカとトウジ」または「アスカとマリ」が当てはまるのではないでしょうか。

繋がり4:エヴァンゲリオンは「ミロクの世」への移行を描いた物語?

『今の肉体、今の想念、今の宗教、今の科学のままでは岩戸はひらけんぞ、今の肉体のままでは、人民生きては行けんぞ、一度は仮死の状態にして魂も肉体も、半分のところは入れかえて、ミロクの世の人民としてよみがへらす仕組、心得なされよ、神様でさへ、この事判らん御方あるぞ、大地も転位、天も転位するぞ』(五葉之巻 第十五帖)

『半霊半物質の世界に移行するのであるから、半霊半物の肉体とならねばならん、今のやり方ではどうにもならなくなるぞ、今の世は灰にするより他に方法のない所が沢山あるぞ、灰になる肉体であってはならん、原爆も水爆もビクともしない肉体となれるのであるぞ、今の物質でつくった何物にも影響されない新しき生命が生れつつあるのぞ』(五葉之巻 第十六帖)

エヴァンゲリオンは世界の終わりと始まりを描いた物語ではないかと、僕は読み取っています。「人類補完計画」は、ひふみ神示のこういった記述を参考にしているのではないでしょうか。

繋がり5:同じような世界がループ?

『世はグルグルと七変り、改心の為 世界の民皆、今度は引上げ一旦みなあるぞ』(黄金の巻 第七十一帖)

『今度の岩戸開きはちっとも間違ひない、まぢりけのない、マコトの神の息吹でひらくのざぞ。まぢりありたら、にごり少しでもありたら、またやり直しせなならんから くどうきつけてゐるのざぞ。何時迄もかわらんマコトでひらくのざぞ』(磐戸の巻 第十五帖)

TV版、映画版、漫画版などで何度も同じような世界がループしているような設定になっているのは、これらの記述を参考にしているのではないかと思います。「ミロクの世」への移行をしようとしているけど、毎回「まぢりけ」が入ることで何度もやり直しているということなのかもしれません。

繋がり6:カシウスの槍=天沼矛?

『ココニ、イザナギノミコト、イザナミノミコトハ、ヌホコ、ヌホト、クミクミテ、クニウミセナトノリタマヒキ、イザナギノミコト イザナミノミコト、イキアハシタマヒテ、アウ、あうトノラセタマヒテ、クニ、ウミタマヒキ』(日月の巻 第二十四帖)

作中に、ロンギヌスの槍とカシウスの槍というアイテムが登場します。ロンギヌスの槍はデストルドー(死への欲動)を象徴していて、カシウスの槍はリビドー(生、性への欲動)を象徴している可能性があるそうです。

こちらの記事を参考にさせて頂きました↓

★A.T.フィールドとロンギヌスの槍、カシウスの槍。”リビドーとデストルドー”【エヴァンゲリオンFANさいと】

こちらのサイト主さんの解釈を引き継いで考えてみると、リビドーを象徴するカシウスの槍は、恐らくロンギヌスの槍で原始の状態に戻った世界をもう一度作り固めるために必要なアイテムなのではないかと思います。古事記でいうところの「国産み」をするための「天沼矛(あめのぬぼこ/ヌホコ)」の役割を持っているのではないでしょうか。

繋がり7:終 = 2016年?庵野さん56歳。

『五十二才 二(ツキ)の世の始。五十六才七ヶ月 みろくの世』(黄金の巻 第五十四帖)

今年、2016年は庵野さんが56歳の歳です。上の記述を元に庵野さん自身の年齢を当てはめて、「物語の終わり = ミロクの世への移行」を2016年(かあるいは数え年で2015年)にしたのではないかと思います。ただ、「Q」ではそれが延長されていますね…。

庵野さん自身ではなく同い年である今上天皇の年齢を当てはめたのかもしれません。(追記/修正:2019/07/07)

おわりに

どうでしょうか?実際のところは分かりませんが、エヴァンゲリオンとひふみ神示にはなんとなく繋がりがある様に感じませんか?今回僕があげた繋がりは7つですが、これ以外にもまだまだ見つかるかもしれません。

ひふみ神示は宗教的な感じやオカルト的な感じがして、現代の日本人からすると遠ざけたい気持ちにもなってしまいますが、エヴァンゲリオンの謎解きから入ってみるともう少し面白く読めるのではないかと思います。興味が湧いたら、是非読んでみてください。

ひふみ神示 全文

『国々所々に、神人鳴り動く、道は世にひらき極む、日月地 更に交わり結び、その神々ひらき弥栄え、大地固成、まことの神と現はれ、正し、三神は世に出づ、ひふみと鳴り成るぞ。正しくひらけ弥栄へて更につきづ、鳴る道に成り、交わる。永遠の世光ることは永遠の大道、息吹き大地に充ち満つ道。展きてつきず、極まり成る神の道。苦しむ道をひらき、日月地に苦しむ喜び出で、神の国むつび、悉く歓喜弥栄ゆ。七月十日、あめのひつくのかみ』(松の巻 第二十三帖)

参考

エヴァヲタギャルが謎解き!最新Qまでネタバレ解説【エヴァンゲリオンFANさいと】

2度目に観るエヴァンゲリオンを10倍楽しむために知っておくべきこと | iAm 篠原 ヒロ

エヴァンゲリオンがさらにわかる動画:旧【最終調整版】

ひふみ神示 記事一覧

『ひふみ神示』を読んで、結構ビックリしたので紹介します – ひふみ神示 解釈1
『五つの岩戸』の物語から読み取れる僕たちの課題 – ひふみ神示 解釈2
2039年、一旦世界の終わり『ツキの世』。2044年、再び世界の始まり『ミロクの世』 – ひふみ神示 解釈3
『立立体』とは何か – ひふみ神示 解釈4
ひふみ神示が教えてくれる?「最後の審判」と「ハルマゲドン」の正体 − ひふみ神示 解釈5
・今ここ -> エヴァンゲリオン × ひふみ神示。7つの繋がり – ひふみ神示 解釈 番外篇
シン・イロハウタ – ひふみ神示 解釈 番外篇

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