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本当に理想とする自分の姿は人生最後の日に存在するのかもしれない

世の中はモノとかサービスとか損得とか優劣とか勝ち負けだとか、たくさんの情報や選択肢や価値基準に溢れています。そこにある日常に身を置いた時、歩むべき方向性を見失ってしまいそうになります。

でも僕はこう思います。
「人生が終わる本当に最後の瞬間に、自身の傍らや内面にあってほしいと思うものが、その人の人生において最も大切なもの」

そして、その瞬間にこそ本当に理想とする自分の姿があるのだと思います。
その瞬間までに何を手に入れていたいのか、経験していたいのか、作り上げていたいのか、または何が必要ないのか。後悔して終わるのか、満足して終わるのか。

人生の勝ち組・負け組という分け方がありますが、それは「人生の最後の瞬間」に自分自身で決めることだと思っています。

日常の中で人生の最後を想像して生きることは難しいです。大抵は病気などで死を意識した時に考え始めるものだと思います。でも人間の寿命が100年、300年、1000年伸びようと、いつかは個人としても人類としてもそこに辿り着くことを忘れないで欲しいです。

いつかは誰もが辿り着く、その瞬間を想像して生きることで、自分自身にとって最も大切なものや、その時々でどの感情に身を委ねるべきなのか、それが見えてくるのではないかと思います。毎日のように考えることではないですが、迷った時には考えてみて欲しいと思います。もちろん、想像したところでその終わり方が出来るかどうかは分からないですが、今の生き方や考え方を見つめ直すきっかけになるのではないかということです。

このことを教えてくれた作品は「クリスマス・キャロル」です。有名な作品ですね。是非、本でも映画でもいいので読んだり観たりしてみて下さい。

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おわりに

こんなことを書いてみても、実際はやっぱり難しいです。僕自身、頭では分かっていても何度も迷ってしまうし。「やってやるぞ!」と勇み足になって、すぐに疲れてしまったり。あれもこれも出来るんだってカッコつけようとして、頭がぐちゃぐちゃになって、結局全部が面倒くさくなってしまったり。そして、自分は何も出来ない人間なんだと自暴自棄になって無気力になってしまう。偉そうなことを書いておきながら、それを一番実行出来ていない人間なのかもしれません。

でも、こんなことも思います。
「一番強い者は、一番弱い者でもある」

すぐに壊れてしまいそうな弱さを知っていながら、それでもまた、何度でも立ち上がれる強さを持っている者が本当の意味で強い者だと思います。

だから僕も頑張ります。
弱さはもう十分に身に着けた。あとは強く成るだけです。

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